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送り火 [生活]

今日は五山送り火でした。
今年は京都の中だけにとどまらず、春の悲しい出来事で逝ってしまった多くの方々の霊を送る、いつもより感慨深い送り火。(京都人としては、護摩木の件で陸前高田の方々に申し訳ないと思ってしまいます・・)

・・そう、12日の夜から京都の実家に帰っております。昨年のお盆には戻ってこれなかったので、2年ぶりの京都でのお盆です。

帰省したら、最初の仕事は仏壇の掃除。これは昔から、まだ仏壇が祖父の家にあったころから私の仕事。このブログを読んでくださっている方なら想像がつくと思います。櫛や簪の細かい部分の手入れを好む私ですから、仏壇の掃除はもってこいなのです。祖父が存命中は、私が掃除すると仏壇が見違えると目を細めて喜んでくれました。
祖父が亡くなった時に仏壇を新調したので、ワックスがけしなくてもまだ艶やかな状態なのですが、それでも埃を落としてキュッキュッと乾拭きすると黒檀の艶に深みが増して綺麗になります。今ではご先祖様への年に一度のご奉仕。(お正月は帰省しないので、年末の掃除は出来なくなりました。)心を込めて磨き上げます。
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掃除の最中に、5歳と3歳になる姪が遊びに来ました。初めは走り回っていた「わんぱく女子」の二人ですが、母がご霊膳の漆器を与えると神妙な顔つきで見本のイラストとにらめっこ。一生懸命 蓋と器をセッティングしていました。
実家はこういうしきたりには緩い方なのですが(かなり適当にしていると思います・・)、それでも簡素であっても小さいうちからこういう風習に親しむのは良い事だなぁと思いました。姪たちも、大人になったらある程度は継承してくれるものと思います。
これは二日目(14日)のご霊膳。棚の上がレースの敷物になっていたので、来年は真菰(まこも)を買ってきてあげよう。
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精霊を迎えて13日から3日間 膳を供え、15日の夕方にはお坊様に来ていただき先祖供養をしていただきます。この日は一族が実家に集まり、賑やかなひと時を過ごします。


そして16日の送り火・・・。
前にも書きましたが、今の実家の場所からは京都の五山送り火は見えないのです。京都盆地の南の壁になる山の京都側ではなく奈良側に家があるので。ですから15日の奈良の大文字しか見えません・・・その筈なんですが、本日 京都でも奈良でもない方向に見える「大」の文字。それは・・

・・・宇治田原町の豪農が自分の裏山に電飾で大文字をしているらしい。何も京都の大文字と同じ時間帯にしなくても・・と思うのですが、やってみたかったんでしょうねぇ。何となく関西人らしいセンスを感じないでもない(笑) この大文字、結構有名で昔『探偵ナイトスクープ』でも取り上げられた事があるんですよ!
面白いので写真を撮ってアップしようと思ったのですが、あまりにも小さくて「大」に見えないのでやめました。

まぁ色んなお盆がありますねってことで・・

タグ:お盆 大文字
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お雛様 [生活]

今年は久しぶりにお雛様を出しました。ブログを遡ると、実に4年ぶり・・・。ごめんなさいお雛様。前のマンションに引っ越して最初の雛祭りに飾った後、クローゼット上の収納棚の一番奥に仕舞いこんで出せなくなっていました。ですから次は出さなければと、昨年引っ越した際に取り出しやすい場所に収納しておきました。

私のお雛様は、真多呂の立雛。
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子供の頃は7段飾りのお雛様が羨ましかったものですが、大人になるとこの木目込みの立雛も良いなぁと思えるようになりました。何よりも飾るのに場所を取りませんし。
しかしながらぼんぼりや左近の桜&右近の橘が無いのはちょっと寂しい。特に今年は桃の花を飾らなかったので(いつもは左右に桃の花を飾っています)そう思います。
あまりにも寂しいので『お伽犬』を飾りました。昔はお雛様の調度の一つでしたが、最近のお雛様にはついていないようですね。そもそも『お伽犬』は『犬筥(いぬばこ)』といって、貴族や大名家の姫様がお嫁入りの時に持って行ったもの。犬の忠誠心の強さ、或いは多産・安産の性質から、厄除けと安産祈願の意味合いがあったそうです。また実際のものはその名からも判るように「筥(箱)」になっていて、中に化粧道具や寝所で必要な物を入れたそうです。
私のお伽犬は、結婚した際に式を挙げた下鴨神社でお祝いにいただいたものです。

実は蒔絵の入ったお膳や食器類、その他調度類は沢山あるのです。でも私のお雛様に合わせるにはサイズが大きい。どうやら祖母のところから来たものではないかと思われます。
本来『厄除け』であるお雛様は「(女の子の居る)一家に1セット」ではなく、「女の子一人に対し1セット」であったもの。ですのでそれを守っている家には、女性の数だけお雛様があります。私の母は4姉妹。それに祖母の分を足して5セットのお雛様があったのかは定かでありませんが、沢山のお雛様がありました。祖母が持ってきたもの(2セットあったと思います)はかなり古く、着物の生地も珊瑚を散らした頭飾りもそれはそれは素晴らしかったのですが、長らく仕舞いこんだままにしていたため、私が引き取ろうと倉庫から出してきた時には「腐乱死体」状態でした。(慌てて母と人形供養をしてくださる宝鏡寺に持って行きました!)その様にして主が居なくなってあぶれた調度類の一部が私の元にあるようです。


ところで上の写真を見て「お雛様の飾り方が逆じゃないか」と思われた方、京都では写真の様にお内裏様を向って右に飾ります。昔はそれが正しかったのです。
昔は向って右手が上座とされてきました。『天子南面す』という言葉が示すとおり、御所では北側を背にして内裏が建てられており、天皇さんは南を向いて座されました。その時に上座になるのは太陽が昇る方、すなわち東(=南から見て向って右手)、ですからそちらが上座となったのです。

この時期に活躍する白檀の一刀彫のお雛様の帯留も古いものなので、お内裏様が向って右ですね。
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これが逆転したのが、昭和天皇の即位の際に西洋式のマナーにしたがって向って左に立たれて以降だと聞いております。現在のお雛様は、殆どが向って右に女雛、左に男雛ですね。こういう時代の流れによる変化って面白いですね。そして時代が変わっても、古いしきたりに拘っている京都も。あ、私もか(笑)


今日は旦那ちゃんが飲み会なので、昨日 お雛様メニューの定番『散らし寿司』を作りました。
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金沢で購入した活蟹の身を散らした『蟹散らし寿司』と、金沢で購入した春らしい色合いのお麩を入れたお吸い物。(ハマグリが苦手なので、ただの菜の花汁です・・) 何だか彩が悪いなと思っていたら、旦那にも「お寿司にイクラものせて欲しかった」と言われてしまいました。はいはい、判りました。また来年ね。



※こんなコンパクトな段飾りも欲しいなと思っています。

タグ:お雛様
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七草粥と正月食器の話 [生活]

今朝は七草粥をいただきました。
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昨夜 いつも通り炊飯器をタイマーセットして横になったのですが、ふと 夜は旦那が飲み会なのを思い出し、ならば七草粥は朝に食べなきゃと、また台所に戻って七草粥の準備をしました。

本来は朝に食べる七草粥ですが、いつもは夜にいただいています。単純に朝食にお粥を食べると、ランチまでにお腹がすくからです(笑) 今朝も旦那の出勤が早く、朝6時半には七草粥を食べましたので、10時過ぎにはお腹がすいて集中力が途絶えがちになりました・・。

邪気を払って万病を防ぐ為に食べる七草粥。(正月のご馳走で疲れた胃を労わる為とも言いますね。)職場で聞くと、食べない方も多い様子。理由は「お粥は病人食のようで・・」ということ。特にお子さんが嫌がるそうです。判らないではないですが、日本の古来からの風習がそういう理由で廃れていくのは少し寂しいです。


仕事に復帰して4日。七草粥も食べたし、いよいよ正月気分から抜け出さないと・・。しかし明日からまた三連休。何となくのんびりムードが抜けません。

いつもはお正月に使った食器を片付けると、気持ちが切り替わるのですけどね・・。三箇日が終わると、使った食器を綺麗に洗って、完全に乾かしてから所定の位置に仕舞います。

今年はこのお重が活躍してくれました。
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昨年9月末に訪れた小浜で購入した江戸末期~明治初期の陶器のお重。『古民芸あさい』さんでいただきました。有名な『浅井古美術』さんのご子息さまがされているお店ですが、状態の良い器が東京と比べてかなりリーズナブルに手に入ります。私も念願かなって初めて伺いましたが、欲しいものが沢山ありました!

この他にもお正月だけに登場する器があります。その代表がこの屠蘇器セット。
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お正月のテーブルの写真を見ていただくと判りますが、肝心の屠蘇器は使わず永楽の煎茶器を代用しています。何故ならば、この屠蘇器の注ぎ口、割れたところを修復しているのですが、その直し方がひどい!ここにお酒を入れっぱなしにしたら、大変なことになりそうなので怖くて使えません。
これはインターネットで骨董買いをした悪い例。説明に「直しがあります」とは書かれていましたが、写真では綺麗に見えましたので購入してしまいました。しかし手元に届くと、内側が全く修復になっていなくて・・。ダメですね。

この蒔絵のお膳も殆どお正月だけの登場です。5枚セットですが、コウホネやツワブキなどの蒔絵のものもあり、四季を通して使うもののようです。
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こちらの七寸の輪花皿は、メインのお料理を乗せるとバランスがよく、和食洋食どちらでも合うので普段のお客様のときにも大活躍!色んな図柄で集めていますが(半端物だとセット物よりリーズナブルに手に入りますし、同じ形で図柄が色々あるのも楽しいので、あえてバラバラで集めています)、特にこの舞の図柄はおめでたい感じがするのでお正月には必ず使います。
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古臭い和食器ばかりを好んで使っていますが、やはりお正月を祝うのは洋食器よりも和食器の方が合うような気がします。(もちろん洋食器を使用した、モダンでカッコいいお正月のセッティングにも憧れますけどね・・、私には難しい。)こういう古いものを取り出してきて、これらが体験しただろう祝いの席に想いを馳せながら、自分もまたこれを愛でる。改めて日本の文化の奥深さや美しさに触れる時間です。


あ、古いものだけでなく、現代の和食器も使っていますよ。友人が結婚祝いにプレゼントしてくれたこの輪島塗りの器もお正月にはもってこいです。ありがとうね!(私信)
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あけましておめでとうございます [生活]

新年明けましておめでとうございます。2011年の初日、全国的に厳しい寒さとなっていますが皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

昨年も多くの方にお世話になり、ありがとうございました。過去より変わらず親しくしてくださっている方々、そして新しい出会いをいただけた方々。皆さまとの繋がりによって、心豊かな毎日を過ごせました事を心より感謝申し上げます。
今年も皆さまにとって幸多い年となりますよう祈念いたしております。


今年の私のお正月。
相変わらず夫婦二人の静かな新年を迎えております。強いて言えば、新しい家で迎える初めてのお正月だったという事だけが「変化」で、お節も例年通り。あ、今年は昨年秋に行った小浜の骨董屋で購入した陶器のお重が加わり、少しテーブルが華やかになりました!
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ブランチのようなお節を食べて、旦那方のお墓参りと信仰している神社への初詣。これも例年通り。
しかし変わらない正月を迎えられる事こそが「幸せ」なのかもしれません。

今年はちょっとだけ花活けを頑張りました。
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お節作りもそうですが、「花活け」も実家から受け継いだ大切なお正月を迎える準備。正月の度に書いていますが、生け花の師範免許を持っている母が正月に活ける花が子供心にいつも素晴らしく、自分もいつかはあんな風に活けられるようになりたいと思っていました。
今年は母を真似て、年末に骨董屋で手に入れた大きな壺(甕?)に、庭のお行基の悪い南天を切って松や菊などとアレンジしてみました。活け終わってから写メールを送って指示を仰ぎましたら、「松の高さに変化をつけたほうが良い」とアドバイスがもらえました。花活けの上手い下手は別として、離れていてもこの様に母から教えを請うことが出来るのは有り難く、大変嬉しいことです。


さて前回のメールでも少し触れましたが、今年はいよいよ教室をはじめ様々な「活動」を始めようと動いております。今月末からポツポツと活動内容をお知らせできるかと存じますが、何せのんびり屋なもので・・・(^_^;)
とりあえず、やる気を喚起する為にこんなロゴを作ってみました。このロゴを早く使用できるよう頑張ります。

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それでは今年もよろしくお願いいたします!!






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引越ししました [生活]

もはや『月刊』にすらなっていないこのブログ。
みなさんご無沙汰しております。季節はすっかり冬です。

さて 私事ですが、10月末に引越しを致しました。横浜市港北区の日吉にある一軒家です。
駅からはかなり遠いのですが、元々お茶の先生の住居であった日本家屋で、お茶室もある落ち着いた家です。一階がキッチン&その他水周りに、22畳のリビングと7.5畳のお茶室+水屋しかない変わった間取りが気に入りました。お茶室の襖を開ければ、全ての空間を繋げることが出来るので、ちょっとした集まりにも最適です。ただ・・あまりにも柱が少なくて、ちょっとした地震でも2階が激しく揺れるのが心配ですけど・・。(大きな地震が来たら、確実に潰れる気がする・・)

ようやく1ヶ月ちょっとが過ぎ、随分と落ち着きましたが、それでもまだ開いていないダンボールがあったり(苦笑) 「新年はスッキリと迎えたいねぇ」などと主人と言いもって、試行錯誤しながら片付けています。

そう、本当に試行錯誤です。徹底的に自分の趣味に拘ってみたいのですが、出来る事と出来ない事があって、制約のある中で自分の理想に近づけるのが難しい。まぁ、楽しくもありますけどね。

やはり拘っているのは『和』の要素を取り入れることでしょうか。備え付けの物は変更出来ませんが、手を加えられるものは納得いくように、そして出来るだけリーズナブルに変更。例えば玄関の吹き抜け部分の照明は、大好きなIKEAで買った和紙のシェードに。
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20代の半ば、東京でOLをしていた頃に金沢の骨董屋さんで買った李朝(風)の薬箪笥も、ようやく落ち着き場所を見つけた感じ。最初は小さなワンルームマンションの片隅に置かれ、そして京都の実家に連れて帰られ・・・私とかれこれ15年ほど一緒に過ごしているお気に入りの箪笥です。
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大好きな九谷の獅子も、念願かなって玄関に鎮座させました。お客様はこの獅子に出迎えられます(笑)
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今回の引越し。そこに至る経緯は色々あるのですが、重要な目的の一つ。
年が開けたら、ここを拠点に着付け教室を開きたいと考えております。

20代前半で大手着付け教室の講師養成コースに通い、今年 また別のお教室で認定の『一級着付け士』となりました。しかしながら、まだまだ学ぶべき事が沢山ありますし、正直 人に教える自信も無いのですが、心強い後押しをいただきましてようやく「宣言」する決心いたしました。

最初は「一人で着物が着られるようになる」ことと、「アンティークなどの着物を綺麗に着る」ことを目的にした短期コースを設定したいと思っています。
その他には、刺繍&小物(櫛・簪・帯留など)のお直し、そして増えすぎた私の小物コレクションの販売なども考えております。広いスペースを活用して、講師を招いた勉強会なども開催できると良いな。

どの様なものにするか自分でもまだ詰めきれていない部分もありますので、正式決定したら詳細はまたこちらのブログでお知らせしたいと思っています。

さぁ教室開催に向け、家の片付けと共に 諸々の準備を頑張ろう!


タグ:着付け
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