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金駒刺繍のお直し受付再開いたします!! [刺繍]

多忙のため1年ちょっと休止していた金駒刺繍のお直し受付を再開いたします。

【金駒刺繍って?】
金糸を木製の駒(糸巻きの一種)に巻いて、それを転がしながら刺繍糸を下絵に沿ってはわせ、綴糸(とじいと)で留めていく技法。

これです。着物や帯に描かれたもの輪郭を取ったり(左)、文様自体を埋め尽くしたり(右)。表現方法が何通りかあります。
刺繍1.JPG

古い着物の場合、この金糸を綴じ付けている糸が劣化して切れてしまい、結果 金糸がビロビロとはがれる現象がよく起こります。
先祖写真 250.jpg


【本来の金駒刺繍のお直し】
本来は、①着物(帯)を解く→②生地を刺繍台に張る→ ③刺繍のお直し→④着物を縫い直す。そう、刺繍を直すに当たって、本当は着物を解いて一旦「反物」に戻す必要があります。そして当然ながら、刺繍のお直し後、着物に戻す(縫い直し)作業が必要となります。その他にも、生地が弱っていて刺繍台に張れない場合は裏打ちをしたり、場合によっては反物を洗ったり・・・。様々な工程が加わる場合があります。それ故に、刺繍のお直しにはそれ相応の金額が掛かります。(着物の仕立て直し代+刺繍のお直し代+α )

【私の金駒刺繍のお直し】
上記のような刺繍のお直し以外のコストを省くために、基本着物を解きません。着物を解かずに、布を浮かせながら胴裏・八掛などを一緒に縫い合わせないように気を使いながら、外れた金糸を着物地に綴じ付けます。本当のお直しと比べると「応急処置」的な作業ですし、見た目も劣ります。(そのうえ、布を浮かせながら縫うので疲れるのです!) しかしながら、とりあえず着物・帯の着用に問題はなくなりますし、一見すると綺麗に修復されています。

◎ 過去のお直し画像 ◎


染柄の周りの輪花状の縁取りが外れています。 CIMG6789.JPG

↓ ↓  お直しすると ↓ ↓

染柄の縁取りに沿って金糸を留めると元通りに! 先祖写真 244.jpg


金糸がすっかり外れてしまった、下絵の無い文様も 刺繍お直し 002.jpg

↓ ↓  お直しすると ↓ ↓

バランスよく図案を起こし直して 綺麗に元通り! 刺繍お直し 006.jpg


【私のこだわり】
お直しの際使用する糸は、蝋引きしたゾベ糸(細い既製のより糸)。蝋引きすることで強度が増し、劣化を遅らせます。赤・黄・白をご用意していますが、金糸を留めている元々の色の色味を見ながら、場合によっては糸を新たに縒って作ります。出来るだけ元の刺繍に馴染むよう、自然な仕上がりを目指します。

【お申込み方法】
 ①先ずは、現状を(アイテム・生地の種類・刺繍の外れ具合・・など)メールにてお知らせ下さい。
   その際、画像などを添付していただけますと助かります。
   メールはこちら⇒tsuru.nakamura2あっとまーく.gmail.com
  ※「あっとまーく」を「@」に変換してください。

 ②現物をお預かりし、お見積もり(金額&納期)をお出しします。

 ③お見積もり金額にご納得いただけましたら、作業に取り掛かります。

 ④完成いたしましたら、代金と引き換えにお預かりした品をお返しいたします。

 ※お品やお直し代の授受方法につきましては、メールにてご相談させていただきます。


金駒刺繍が外れてしまって箪笥に眠っている着物や帯がございましたら、是非ご相談ください!



★新ブログ『Tsuru the shop』もよろしくお願いいたします!  http://tsurutheshop.blog.so-net.ne.jp/
  • nakamura_tsurunakamura_tsuru本日は商品投入お休み。午後一番にかなりハードな肉体労働をしたら疲れちゃった。最近疲れやすいなぁ・・・07/26 01:21


ようやく進み始めた留袖制作 [刺繍]

昨日は鎌倉刺繍教室へ行く日だったのですが、朝から激しい雨。こんな日に、作品を持って歩くのは厳しいなぁと思い、自宅で作業することに。
まだ、以前に紹介した母の留袖にかかっています。早く仕上げなきゃという気持ちはあるのですが、何となくダラダラしてしまってまだ仕上がっておりません。しかし!ついにリミットが!! 来年の9月に従弟の挙式が予定されており、その際には是非 この留袖でということになりました。明確な目標設定をされると俄然頑張る私。ようやくエンジンがかかって作業している感じでしょうか。(スロースターターでごめんよ~~、お母さん!)

おくみと上前が七割ほど完成したので、ここからは双方のバランスを見ながら作業を進めていきます。
留袖 003.jpg

上前のメインの鶴。この子はもっとモリモリに刺繍した方が良いかな。現在 翼を刺している途中ですが、もう少し華やかな感じにしようと思っています。場合によっては銀糸なども使うかも。
留袖 009.jpg

これはおくみの鶴。この子はこの程度で。波の駒取りも終わり、ほぼ完成に近づいたかな。
留袖 008.jpg

しかしながら、この波が曲者。波頭や、波のうねりに少しずつ刺繍を加えてより立体感を与えていくのですが、何せ量があるのでだんだんと飽きてくる・・・
留袖 011.jpg

後ろの鶴は刺せている状態なので、何とかトンネルの出口は見えてきた感じでしょうか。(まだ遥か遠くなんですけどね。)頑張って何とか年明けには仕立て出だしたいのですが、年末は色々と忙しいから春先あたりになってしまうのかも。まぁコツコツ作業するしかないですね。
・・・・と、言いながらお直ししなきゃいけない帯の山を恨めしく見る私・・・・
留袖 013.jpg

いえいえ、お直しも頑張りますよぉ~。お直し代をコツコツ貯めないと、綺麗な「おべべ」が買えませんから~(笑)

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タグ:刺繍 留袖

刺繍のお直し(その2) [刺繍]

相変わらず途切れることなくご注文いただいている刺繍のお直し。素人仕事ながら好評で嬉しい限りです。

ただ、時には「厄介な仕事」も入ってきます。見せられるなり「あ~駄目かも」と思うほど糸が伸びきって外れていたり、絡んでいたり・・・やはり布を刺繍台に張らないで直すのには限界があります。(お直しの詳細はこちらをご覧下さい)あくまでも応急処置的なお直しになってしまうことも。取りあえず、最低限「見た目に綺麗に、問題なく着用できる状態」に近づけるようには努力している感じでしょうか。

今回 依頼を受けたのは、雪輪に四季の花が刺繍された素敵な帯。その雪輪の輪郭の金駒刺繍が外れているのですが、相当糸が絡んでいる上に、難しい曲線のラインと「角」の多い図案。見せられたときはちょっと拒絶反応をおこしましたが、とても素敵な帯ですので何とか出来ないか挑戦してみることに。
刺繍お直し 002.jpg

出来上がりはこちら。なかなか良い感じに仕上がったと思うのですが如何でしょう。
刺繍お直し 006.jpg

この様に傷んでしまっている品が、私の手で蘇るのは本当に嬉しいことです。嬉しくってついついご依頼を引き受けてしまうのですが、肝心の自分の作品が進んでいなくて、ちょっと焦っています・・・

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作品の帯が仕立てあがりました! [刺繍]

昨年末の刺繍の会の作品展に出品した塩瀬の帯。先日 京都に戻った際に、いつもお願いしている悉皆屋さんに仕立に出し、昨日 ようやく出来上がってきました。
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お太鼓の部分には、菊と松の丸。
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そして、春蘭・梅・竹の丸。
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腹は同じ柄なのですが両面使えるようにし、片側は秋~冬仕様で色とりどりの椿と紅葉の丸、
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もう片側は春仕様で、真っ白な椿と新緑のもみじの丸にしてみました。
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この帯はもともとぼやけた色調の染めの塩瀬帯でした。染めのままではパッとしないのですが、柄が良いので刺繍をすれば何とか締められるようになるんじゃないかと、ヤフオクで安値放出されていたものを買いました。
途中経過はこんな感じ(色合わせのため所々刺繍している状態)ですが、刺繍している部分と染めのみの部分の違いは歴然ですね。
CIMG4203.JPG

この様に、いい図案の染め帯に刺繍をあしらうのが一番楽。邪道かもしれないけど。
次は弔事用の蓮の描かれた染め帯に、鯉の刺繍を加えて普段用の帯にする予定・・・母の留袖が仕上がってからですが・・・。


↓師匠の著書です

日本刺繍和のデザイン

日本刺繍和のデザイン




日本刺繍の小作品 [刺繍]

そもそも祖母から譲り受けたアンティーク着物の修繕がしたくて日本刺繍を始めたので、基本的に着物&着物周りのもの以外はあまり刺さないのです。しかしながら、先日紹介させていただいた母の留袖(3月10日「なかなか仕上げられない留袖」)を制作するにあたり、鶴を上手く刺せるようにと練習に2つばかり鳥を題材にした小作品を作りました。
そのうちの1つがこちら。
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桜の木にとまる雀でしょうか。春らしい雰囲気が気に入り刺してみたのですが、思いのほか可愛い作品に仕上がったので、額装してもらい昨年末に開催された私が所属する刺繍の会の作品展にも出品しました。
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3月下旬から4月半ば頃まで、部屋の中に飾るのにちょうどいい感じ。家の中に春を呼び込むようです。

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